ども・・・
惨事ストレスという言葉をご存知でしょうか
被災地ボランティアから戻った書記長・・・まだ疲れが取れてないといいますが、この“惨事ストレス”では
『支援から帰られた職員のみなさまのメンタルヘルスに関する手引き』⇒「c1104.pdf」をダウンロード 作成:東日本大震災大阪障害者緊急対策連絡会・監修:大阪障害者センターメンタルヘルス研究会ない
上記の資料によりますと・・・
⇒惨事ストレスとは、
業務への影響:業務に過度に没頭する、思考力の低下、集中力の低下、作業能率の低下
行動への影響:酒が増える、タバコが増える、危険を顧みなくなる
遺体関連業務有の反応:気持ち悪さ、嫌悪感、遺体・遺留品に感情移入する、におい刺激への反応、吐気、嘔吐、食欲低下、遺体を連想させる食物が食べられない。
ということです。
うちの書記長は食欲低下は見られませんが、なんだか、ぼ~として幽体離脱をしているようで、
ご本人は「頭に綿が詰まったよう」と表現されています。
続いて、資料から・・・
⇒もちろん、過酷な状況においても、人はその環境に適応する能力を持っています。
しかし、大惨事の場合には、そのストレスは甚大です。そのため、本来の適応能力では対処しきれないまでの衝撃を受けることがあるのです。
惨事ストレスは「異常事態に対する正常な反応」で、誰にでも起こりうる反応です。
そこで、みなさんに反応がでた時には
① 反応が出た場合でも、多くの場合は一時的で、次第に収まり完全に回復するものであることを理解してください。
② しかし、その影響が長引く時には、
・ストレスを受けた際の心身の反応を理解する必要があります。
・反応が長引く場合には、なるべく早く周囲に相談するのが望ましいです。
反応とは、
心の変化 :気分の高ぶり、イライラ、怒り、憤り、不安、無念さ、無力感、自分を責める、憂うつになる
現実感がなくなる、時間の感覚がなくなる、
(強度) 繰り返し思い出してしまう、感情が麻痺する、仕事が手につかなくなる、他人と関わりたくなくなる
体の変化:不眠、悪夢、動悸、立ちくらみ、発汗、呼吸困難、消化器症状、音に過剰に驚く
ということです。
続いて⇒職場に帰った支援者に対して
・派遣後確実に休暇を与えて下さい。
・職員にストレス対応に関するアドバイスをする機会を設けてください。
管理者のみなさん
今後の対応について考えましょう
派遣後には身体面でもメンタル面でも休養が必要であるが、現実にはその実現が不可能であることが多いのが現在の状況である。
しかし、仕事を休むことで仕事がたまるという状況を差し引いても、長期的に考えると休むことが必要であり、派遣された職員が休めない状況や仕事が滞るのを防ぐためには、被災地へ職員を送り出す職場が理解を深め、派遣された職員に対する休養の体制を整えたり、事前に業務調整をするなどして、派遣後に仕事がたまらない工夫が求められる。
また、派遣された職員にとっても、休養をとることも業務の一つという意識が求められる。
(平成22年度厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精神障害分野)大規模災害や犯罪被害等による精神科疾患の実態把握と介入手法の開発に関する研究災害精神保健医療マニュアル:東北関東大震災対応版 エキスパートコンセンサスを踏まえてより)
(お清めの)『塩をまけ』といいましたが・・・・塩じゃダメなんだね
私たちの代表で被災地にいった書記長。しっかり、休養をとってください。
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