守りたい、地域に根ざした「治療の一環としての病院給食」❤
11日、組合は市と市議会に陳情書・要請書を提出しました。
同日、病院側は再び調理部門の職員らに対し、「自己都合での退職」を外見上意味することになる「辞職願」を、「16日までに提出するように求める」説明会を強行しました。
あからさまな退職強要に、仲間たちは心を痛めています。
2014年12月4日、庄原赤十字病院は「幹部会の決定」として、栄養課に一方的に給食事業を外部業者に委託する旨を伝え、長年にわたり調理業務を支えてきた職員を、病院から切り離す旨の説明を開始してきました。
病院側は業務委託の理由として、「安定的な人材の確保」と「病院経営の負担軽減」を挙げていますが、同病院における過去の外部業者への委託の経験からも、むしろ人材確保や経営改善には逆行する結果となることが心配されます。
団体交渉での組合の指摘や提案に、病院側はキチンと答えることもないままに、さっさと業者との契約を結んでしまいました。
そもそも、医療機関を指導する厚生労働省の病院給食に対する考え方も、「食事は医療の一環として提供されるべき」「食事の提供に関する業務は保険医療機関自らが行うことが望ましい」(厚生労働省保健局医療課長通知・平成18年3月6日 保医発第0306009号から抜粋)というものであり、外部業者に委託することで「経営負担軽減」に充てるという考え方はなじみません。一般に、業務委託による「人件費」の圧縮は、給食の質を確保するための病院自らの技術の蓄積を放棄することと表裏一体の結果となり、地元になじみのない業者による「材料費」の圧縮は、「地産地消」「食育」と背反する食材の調達方法をめざすことになる懸念が大きいからです。
庄原赤十字病院は、庄原市と市民の皆様に支えられ成り立っています。患者さんや市民にも相談なく、大切な医療の一画を自ら放棄するようなことであっては困ります。
組合はいま、仲間を増やしながら、病院からの激しさを増す退職強要をブロックし、「安全でおいしい、治療の一環としての病院給食」をすすめるために踏んばっています❤
みなさん、応援してください! 個人署名⇒「syoubarakyuusyoku.pdf」をダウンロード
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