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ナースウェーブ秒読み!福島の仲間から

大震災から1年をこえた現在も、いのちを守る政治への大転換は道半ばで
誰もが安心して暮らせる地域への願いは、いっそうつのるばかりです。

その日、地震と津波そして原発事故の「三つの危機」に立ち向かわなければならなかった福島のある病院の仲間が3人、共に手をつなぎ「よい医療と看護・介護の実現」をめざす広島の仲間たちのために、5月12日”看護の日”、ヒロシマを訪ねてくれます。
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昨年公開された福島の仲間の手記から、その一部を以下に紹介します。

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  3月11日は日勤でした。渡り廊下の繋ぎ目にいた私の足元が無くなり、避けたところに天井の一部が落ちてきました。大津波警報が出たとの連絡が入り、患者さんを病棟の屋上に誘導しました。…
  その時、海に茶色い山が見えました。「津波だ。まずい」と思ったときには、あっという間に病院の500m近くまで来ました。あの光景が怖くて、浜っ子だった私も今では海岸に近づくことができなくなりました。…
  3月12日、「第1原発が爆発する」との情報が入りました。ここから、究極の選択が始まりました。…  屋外で救助のヘリを待っていた時「ドン」と爆発音が聞こえ白い煙が見えました。大きな衝撃で後ろに体が動くほどでした。そのとき命の覚悟をしました。…
  避難所を出た後「もう看護師はたくさんだ。精一杯やった」と退職を決めていました。しかし、あの時、支えてくれた人達がいるという安心感で、今も支えられながら看護師を続けています。

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いま、全国どこの地域であっても、こうした突然の危機に万全の備えのある医療・介護システムなどありません。それどころか、日常医療の安心すらままならない、不安定な状態=「医療・介護崩壊」ともいわれる状況が、刻々と深刻さを増しています。12日の講演では、私たちの職場、私たちの地域の問題として、福島の仲間からの言葉を受けとめたいと考えています。

参加などお問い合わせは、広島県医労連まで。  チラシは⇒
「12120329.pdf」をダウンロード

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