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今の閉塞感を打破するのは女性だ!

ども・・・

 2月6日、第54回はたらく女性の広島県集会が女性教育センターで開催されました。
記念講演は東京法律事務所の岸松江弁護士から「見つけよう女性の人間らしい働き方」と題してお話いただきました。

岡山出身で、幼い頃から「キチー子じゃ」(キツイ子供)と言われていた岸弁護士。

弁護士になる前「子供がいても自立しよう」と勤めはじめた編集社で、毎日頑張って子供の送り迎えや家事などをこなしていたが、子どもが小さく「残業ができないから」という理由で突然の不当解雇。その後も受験した公務員試験でも、筆記では合格したものの「夫は転勤がある」「子どもがいる」と面接で不合格。

自身の能力ややる気を評価されず不採用が続く現実に、自信喪失しモヤモヤとしたやり場のない怒りを感じていたということです。

その後、「女性差別撤廃条約」に出合い、女性だから、子どもがいるからと仕事のチャンスも与えられなかった自分自身のあのモヤモヤした怒りの正体はこの女性差別であるを気付かれたとのこと。Photo この条約の前文には、女性差別は人類にとっても社会にとっても損失であり、国の発展、世界平和の実現の障害にもなっていると書いてあることに「条約には私のことが書いてある」同時に世界中の女性が怒り、悩みを抱えていて、「あなたは間違っていない」「大丈夫、がんばれ」とメッセージを送ってくれているように思えたとの事でした。

 国際的にも日本のジェンダーパワーメントは109か国中57位、年収200万以下の女性は4人に3人。各分野の女性管理職の登用もわずか。

ノルウェーなど、女性の社会進出の進んでいる国は、雇用も増え税収も増えている。社会保障や保育園も充実させ、5時には全員退社できる当たり前の社会、職場。女性が社会で生き生きと働くことは、全員参加型の社会になることで必ず社会は変わるはず。

女性たち自身が声をあげたことが国際的に結実した例として、1993年に国連で採択された「女性に対する暴力撤廃宣言」がある。私たちが日々悩んでいることが、多くの女性にとって大事な問題かもしれない。悩みを一人で抱え込まないでほしい

今の日本の現状、この閉塞感を打ち破るのは女性です。

女性が自分の価値に気づいて人生の主人公になれるよう、地域で、職場でも自分らしく、声をあげいっしょに新しい一歩を踏み出しましょう。
と大変元気の出るお話をしていただきました。

同じはたらく女性として、共感できる、とっても素敵な岸弁護士でした

世界でも異常な社会の日本。女性が能力を発揮でき経済的にも自立し、男女ともに子育てができ、老後も安心して暮らせる社会への転換!

「私たち女性が声を上げ、つながりあって社会を変えていきましょう」

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