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日本医労連「長時間労働・夜勤規制に関する提言」

ども・・・

1月19日付けで、日本医労連から「長時間労働・夜勤規制に関する提言」が発表されまた。

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夜勤は、労働条件の根幹にかかわる問題であり、夜勤制限のたたかいは医労連の歴史そのものです。しかし、今日、医療の高度化、煩雑化等々により現場は様変わりし、とりわけ夜勤は過酷な労働実態にあります。その上に、16時間以上にも及ぶ長時間・2交替制夜勤が急速に増加しています。日本医労連の2009年夜勤実態調査(中間報告)では、2交替制夜勤は18.4%、そのうち73.2%が16時間以上の長時間夜勤となっており、日本看護協会の調査では2交替制夜勤は約半数にも達しています。また、介護現場も長時間・2交替制夜勤が常態化しています。
長時間夜勤は「患者・利用者への安全への有害性」「働くものへの健康への有害性」「働くもの、家族等への生活への有害性」が科学的にも立証されています。また、「1日の労働時間は8時間」が労働基準法にも明記されており、ILO看護職員条約でも、「1日の労働時間は8時間を超えるべきではない」「勤務と勤務の間に少なくとも12時間継続する休息時間を与えなければならない」と勧告されています。
日本医労連は、「夜勤制限」の基本要求のもとに運動を行ってきましたが、長時間夜勤が急速に拡大している今日情勢のもとで、「長時間労働・夜勤規制に関する提言」を行うものです

【長時間労働・夜勤規制に関する提言】
① 1日の所定内労働時間は、8時間以内にすべきである。
② 1日の労働時間は、時間外を含めて12時間を超えてはならない。
③ 交替勤務では、次の交替勤務まで、連続16時間以上(少なくとも連続12時間以上)の休息時間を与えねばならない。
④ 夜勤は、月64時間を超えるべきでない。
⑤ 夜勤時の配置人員は、患者(利用者)10人に1人以上とすべきである。
⑥ 人員配置は、少なくとも年次有給休暇の完全取得を前提とすべきである。
⑦ 交替制勤務者には、年齢を問わず、乳がん・前立腺がんの定期検診を義務付けなければならない。

※「べきである」は「原則」であり、「ならない」は禁止事項
※ 健診とは総合的な健康診断、検診とは特定の病気かどうかの診察

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昨日の看護闘争会議でも話しが出ましたが、2交替制職場が増え若い人を中心に「2交替制のほうがいい」などという意見があるようですが・・・・そもそも「夜勤は有害業務」です。そのうえ長時間の2交替制が体に良いわけがありません。16時間夜勤労働をしているのは世界で日本だけ!夜勤をしている男性の前立腺癌になる危険は日勤のみの勤務者に比べ3.5倍。女性は乳癌になる危険が高いというデータが出ています

広島県医労連は、“春のナースウエーブ”で「長時間・夜勤労働について」学習会を行います。

日にち:5月16日(日)13:00- 場所:アステールプラザ

講師:大村淑美さん(前日本医労連看護闘争委員長)

せっかく選んだ看護師の道・・・・看護師に夜勤は避けては通れませんが、一緒に学んで「健康ではたらき続けられる職場、労働条件」を目指していきましょう。

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コメント

実際に数値で示して頂くと、事態の切迫性が一目瞭然ですこの様な現状は恐らく医療業界に限らず、似たようなシフトを組む他業種にも言えるのでしょうね本当に健康で長期間勤務できる職場作りが大切であると改めて実感しました

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